フルリタイアして海外旅行に行こう!

リタイアメント

フルリタイアの後、何をしますか?
私はフルリタイアの中心的な定義に、「時間をすべて自分のために使えること」をおいています。
一年365日、24時間、すべて思いのままに使えることを前提にします。

私は、フルリタイアがかなったあかつきには、海外旅行へ行こうと思っています
いや、財政的にフルリタイアが十分にかなわなかったとしても、働くことはいったんやめて、海外旅行へ出ようと思っています。

私が学生時代を終えるころは、「卒業旅行」などと称して、『地球の歩き方』をもって海外へ飛び出していくのが当たり前のように言われていました。私も、長期にわたり、欧州に行きました。とても楽しい思い出でした。
その時、きっといつかまた来れるさ、と思っていましたが、40年近くたった今、ビジネスで関係があったロンドンを除くと、ふたたび欧州を訪れることはありませんでした。
お金はあったかもしれませんが、時間がありませんでした。あるいは、欧州に行くことが人生のプライオリティに上がりませんでした。

私のフルリタイアした後の「夢」を「海外旅行に行くこと」にすることにしました。まとまった時間を海外で過ごします。それも、一か所二か所ではなくあちこちに行きたいと思っています。たとえば春と秋、季節のいいときに2週間ずつ毎年二回。それを5年間で、合計10回海外旅行に行く。これが私の具体的な「夢」です。どこにどんな形で行くかは、妻と相談して決めることになります。
そのためにはフルリタイアすることが必要です。
そのためにはフルリタイアしなければ、どうしても制約がかかります。
例えば、1か月欧州に旅行に何の気兼ねもなくいきたいと思うのなら、「働いている」という状態とはどうしても相いれません。
「時間がかかること」こそ、働いている間にはできなかったことです。それゆえフルリタイアには大きな意味があります。一方で、時間が十分にあったとしても、場合によっては「お金がかかりすぎること」はもはや人生の中で達成できないかもしれません。ただしそれは仕方のないこと、自分の人生はそこまでだったと割り切るしかないと思っています。いま、還暦を過ぎたこの年齢で大事なことは、「お金をかければできること」から「時間がなければできないこと」に急速に移りつつあると思います。

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ここで一つ、とても大切なことがあるのに私は気が付いています。
それは、フルリタイアがかなわなければ、海外旅行に行かないのか、という質問にどう答えるかです。

フルリタイアできなければ夢がかなわなかったということで海外旅行をあきらめるのも人生でしょう。
一方で、「海外旅行に行く」ということが『夢』であるのなら、夢をかなえるのも人生です。
どこかで働くということを打ち切って、すべての時間を自分に取り戻す決意をするのも、あり方でしょう。その場合は、海外旅行行けたとしても、内容はみすぼらしくなってしまうかもしれません。また、海外旅行を終えた後の暮らしは、フルリタイアを設計した時より落とさざるを得なくなるだろうと思います。ただ、それも選択です。そう思うと、「フルリタイア」という言葉は相対的なものに思えます。このことはまた考えがまとまったら、このブログでお伝えしようと思っています

収入の途が限られる以上、お金のかかるフルリタイア後の夢は、数に限りがあります。
子供の将来には無限の可能性があるのの裏返しのようなもので、フルリタイアした後の可能性は、たくさんあるうちから絞り込んでいくしかないと思います。このことは、どれだけお金がある人でも同じだろうと思えます。

以上のことを踏まえて、私は65歳までは働くが、必ずそこで働くことは辞めて、海外にじっくり楽しむ旅行に出かけることに決めました
65歳でフルリタイアできればいいなと思います。ただ、フルリタイアできたからと言って海外旅行へ出かける資金が工面できるかは未知です。その費用も捻出できればいいなと願っています。ただ、費用の捻出ができなかったからと言って、働き続けるということはしないことに決めました。
そして私はその日を65歳に達する日までと決めました。出発の日をあまりに先送りにしてしまうと、海外に行くだけの健康を維持できなくなりかねません。また、辞めると決意しないと、「働くこと」がもたらしてくれるプラス影響に抗えないかもしれないことも心配しています。働きに行けば、私は名前で呼ばれますし、稀薄かもしれませんが、他人との人間関係も少なくない数が維持できます。つらいかもしれませんが、生きがいがそこにはあります。そのせいで、『夢』を犠牲にはしない、と今から決めました。

私の場合、いまのところ、フルリタイアができるかどうか、どんな夢を資金的にかなえられるかどうかは、それまでの働きと投資の成果にかかっています。それが残りの人生を左右する最後の変数です。

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