2022年末をもって、それまで勤めていた会社を辞めました。
会社を辞めるのは、私としてはかならずしも本意ではありませんでした。いろんな状況や様々な考慮の中、そうするよりほかなく、やめる選択をとりました。
ぼんやり思い描いていた余裕を持ったフルリタイアには至りませんでした。
したがって、私の場合は、「セミリタイア」となりました。
2023年1月からは、強度を落として別の仕事に就くこととなりました。ほどなく還暦にいたる私にとって、退職・再就職は極めて厳しい選択だったのはお知らせしたとおりです。
このセミリタイア、私自身のファイナンス計画によれば、長くてあと4年で終了する予定です。
そしてその先には、待ちに待った「フルリタイア」となります。
なろうことであるのなら、フルリタイアのタイミングは前倒しになってもらいたい、その気持ちでいっぱいです。
そして、それが前倒しになるかどうかは、抱えている資産の運用結果にかかっています。その意味で、FIREへの挑戦でもあります。
不安はあります。
そんなに都合よく運用成績が出るでしょうか。わかりません。おいてある数字は年3%の利回りから20%の税金を引き算した年2.4%です。3%利回りは私が想定し、経験してきたリスク資産からの「配当」です。だめならフルリタイアの実現が先に延びるか、日々の暮らしを一段と切り詰めることになるだろうと思います。
一方で、楽しみもあります。
まず、これまで抱え続けてきた社会人としての私のつらい役割は引き受けないことにしました。
上と下から挟まれた形で解決のつきようもない矛盾に悩む必要をなくしました。その代わり給料は安くなりました。仕方ありません。
肩の荷が下りたことで、電車に乗っていても、食事をしていても、ゴルフをしていても、そして寝ている間ですら離れることがなかった「答えのないことに答えを自己犠牲を払って出す努力」は必要はなくなりました。
まだその実感はわきませんが、すでに年末を過ぎること三日、違いはしっかりと出ているんだろうなと思います。二つの自分を同時に比べられないのが人生です。今ある状態は確かにそんな不安はないわけですから、これで幸せであるはずです。
良いのか悪いのかわかりかねますが、これも一生。
どんなことが、私をこのあと待ち受けているか、お楽しみに。
2022年末で会社を辞めました

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