あこがれのフルリタイア。
自分の時間をすべて自分のために使うことができること。
夢のようなことです。
それが夢であるからこそ、そこにたどり着くのもまた、人生のチャレンジといえると思います。
このブログを書いている私は還暦を迎えましたが、そこにたどり着けていません。
理由があって還暦目前でそれまでの会社を辞めました。
ほかの人から見れば馬鹿な選択だったのかもしれませんが、私はむしろ思い切っていい選択をしたと思っています。
そして今、私は別の会社にフルタイムで勤めています。
収入は大きく下がり、立場もこれまでとは比較にならないほど低くなり、働き方も指図する立場から指図される立場に変わりました。
ただ、朝起きれば会社に行かなければならないこと、夜目が覚めたら懸案事項が頭をよぎること、そういったことは何も変わりありません。
還暦の転職をして、リタイアとは仕事にまつわるいろんな束縛から完全に開放されないなら達成されることはないことがよくわかりました。
フルタイムで働いているようでは、リタイアしたとは絶対に言えません。
リタイアとは、フルタイムで働かなくなった状態を言うと定義して間違いないと思います。
フルリタイアが視野に入った皆さんは、現役として頑張ってこられたはずです。
まだまだ現役で働き続けるんだ、という人にとってはリタイアメントは今すぐの選択肢ではないでしょうから、このブログではおてつだいはできません。そうではなくて、ここまで頑張ってきたのだから、ここから先は違う人生を歩みたいと思われる方にこのブログはお役に立てればと思っています。
ここまで頑張ってこられて、この先はここまで果たせなかった夢をかなえたいと思われている皆さん、かなえたい夢があるのなら、満額でかなえるチャンスはあると思っています。そのためにはフルリタイアして時間をじぶんのものにすることが必須条件となる、というのが私の結論です。
還暦前後の私の世代では、今どのような社会的な地位にあるのかが、何かと話題になりがちです。
もちろん地位が高ければ高いほど良いとされています。ただ、この考えにとらわれてしまうとリタイアするタイミングを失してしまうことになろうかと思います。
フルリタイアされた先輩がお話しされていましたが、フルリタイアすればやりたいことはいっぱいできる、ということです。働くということから解放されて初めて気が付くやり残したことがいっぱい見つかるということです。その変化が55歳で起こるのか、60歳で起こるのか、65歳で起こるのか、それは選択ですが、遅くなればなるほど残された時間は短くなります。そう思えば、リタイアするしないにかかわらず、リタイアできるかどうかを考えてみるのは、すべての人に勧められることと思います。
フルリタイアの意味とは?

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