60歳をこえて長く続けられる趣味はお持ちですか?
私も、この年齢の男性のご多分にもれず、ゴルフを趣味にしています。
うまくなりたいと思って、30年が経ちましたが、うまくなっていません。
これが30代や40代であればそれでも先が長いので夢や希望がありますが、60歳となると年齢の衰えとの戦いとなります。
つまり、「ゴルフを上達したい」という夢や希望は、それに真剣に取り組むなら、先に送ることはできません。
つまらないことなのかもしれませんが、早めのフルリタイアを私が人生の大きな目標として掲げるのは、避けられない健康の衰えをにらんで人生をエンジョイするためでもあります。
フルリタイアしたからと言って、実際、朝から晩までゴルフに取り組むことはできないでしょう。
実際、強度の強い練習をすると今の段階でも、体の痛みは簡単には引きませんし、以前と違い、筋肉や関節が強化されるというよりは壊れてしまうのではないかと心配せざるを得ないのが実際です。
経過する時間は、体を利用する人生の楽しみにとっては敵となります。
「ゴルフを上達したい」というのが「夢」であるのならば、先送りは避けたいこととなります。
ゴルフの上達は自分自身との戦いです。面白いですね。モチベーションが尽きないところです。
それとともに、ゴルフに行くことは、一緒に回ってくれる同伴競技者との人間関係がとても大切な意味を持ちます。
私の場合、仲良しグループのようなものに入っていて、毎週のように仲間が集まってゴルフをします。片手ほどの人数ですが、それでも、会社でもなく、家族でもなく、遠慮なくいろんなことを言いあえる友人とほとんど一日、ときに切磋琢磨しながら過ごせる時間を過ごせることは、お金では買えないものの一つと思います。
ラウンドが終わっても、私はゴルフコースに残って練習して帰ってきます。
お風呂に入って、冬だと日が傾くころにゴルフコースを出て自宅へ戻ります。
住んでいるとまでは言いませんが、所属すること20年、ホームコースは私の第二の自宅と言っていいような気がするようになりました。
そんな趣味を持てて本当に良かったと思います。
働くことを辞めると、会社を中心とした人間関係から切り離されます。
あっという間に音信が途絶えて普通でしょう。
そんな中、趣味のつながりは、人と人とのつながりという意味で、長い老後を彩ってくれます。
そんなゴルフもいつかは体力が衰えて引退すべき日が来ることは確実です。
同年齢の同伴競技者もいつまで続くか、わかりません。その意味でも、楽しみを先送りにすることはできないと思います。
他にもいろんな趣味があると思います。
フルリタイア後の人生に彩りを維持し続けるためには、趣味は一つの大事な切り口と思います。
時間を確保し、体を健康に維持し、ゴルフの場合はお金がそれなりにかかるので、それを続ける財政的な準備もしっかり計画しておきたいものです。
趣味はお持ちですか?

コメント